世界中にコアなファンが存在し、衰退したと言われながらも未だ根強い人気が残るBlackBerry社。
現代人でこの社名を聞いたことがある人はいないのではないでしょうか。
しかし「知っているけど詳しくは知らない」という人がほとんでかと思います。
BlackBerry社の企業概要について勘違いされていることも多くあるので、今回は意外と知られていないBlackBerryの企業概要に迫っていきます。
もともとの社名はRIM
よく勘違いされがちなのがBlackBerryは社名だということ。
実はBlackBerryとはスマートフォン端末のシリーズ名であり社名ではなかったのです。
BlckBerryの正式社名は「Research In Motion」という名称であり、これを知らずにBlackBerryが社名と勘違いしている人が多かったのです。
しかしRIM社はこの状況を受けて2013年、自社の社名を端末シリーズ名同様にBlackBerryと改名しました。
今でこそ間違いではなくなりましたが、以前はビジネスパーソンがBlackBerryを社名と勘違いしているのは恥ずかしいことだったのです。
アメリカの企業じゃない
これもよく勘違いされがちな企業概要の1つ。
たしかに「BrackBerry」と聞くとなんとなくアメリカというイメージが思い浮かびますよね。
これに関しては否定はできません。
しかし実はアメリカの企業ではなく、カナダのウォータールーという街で設立された企業なんです。
恐らく2008年頃、アメリカのオバマ大統領が愛用していることが有名になったことからアメリカの企業つい認識が強くなったのではないかと思われます。
元々はBtoB企業だった
今でこそ個人向けの端末を多くリリースしているBlackBerryですが、1986年の設立以来17年に渡って企業向けのサービスを提供していました。
個人ユーザーへのサービスが開始したのは2003年のことであり、意外と最近だということが分かります。
現在のシェアは0.8%
「いくら衰退したとはいえまだまだでしょう」と思っている方、そんなことはありません。
BlackBerryは今窮地に追いやられている状況といえます。
2008~2010年にかけてはフマートフォンシェアの半分をも占めていたBlackBerryは今や0.8%まで落ち込んでいます。
2018年には0.3%まで落ち込むとの予測が立てられていますが、今年発売される初のAndroid搭載機種「Venice」で起死回生が期待されています。
BlackBerryの企業概要をよく見てみると、意外と知らないことだらけですね。
これを機に知っておくと、ちょっとした話題づくり程度にはなりそうです。